2008年11月27日






こうやって選んだ奇跡の写真たちがLookBookになりました。
もうすぐお取り扱いショップにて手に取ってご覧になって頂けます。


2008年11月24日



とにかく物凄い人数分の合羽とツナギ、漁船に乗ったら地下足袋と脚絆までフル装備の海の水しぶきが飛んでいる様子の汚れやよく働く男たちの汗染みや着古してボロボロになりかけている様子の汚れ。一人ずつ配給されたものに自分の番号がついている設定。一つとして同じものは無いけれど、場面のつながり上同じでなくてはならないもの、最初に死ぬから予備にのもの、もっとボロくなっていくもの。貧しいからどんどんボロボロとか、つんつるてんの貧乏服とか、男臭い汚れとか、貧しいから貧しいからと、そんなことばかり口にしている。

でも映画になり画面に観たら誰の目にもつかないだろう所まで深く深く読んで、一つ一つに背景のある意味を持たせること、その為に必死になってやっている。
そういうことが自分の服作りに於いても毎回テーマをもって作っているけどその裏の裏へ説得力のあるものにしなければならないと同時に本当に学ぶことが多い。それもとてもゆっくりと自然に身体で実感している。良い経験です。




2008年11月23日

スライドショーの写真見直していたら最後物凄く格好良い終わりだったので是非何度もどうそ







2009 Spring -Summer 


イメージ写真アップしました。
近日中、お取り扱い店舗ではルックブックを
ご覧になっていただくことができますので
お近くのshopにお立ち寄りくださいませ。






2008年11月20日


本日も1日がかりで東宝スタジオ。
衣装合わせと初顔合わせとで俳優一人ずつ衣装を合わせその度に自己紹介をする経験をした。
私などは衣装作成したものの、ただのアシスタントでそこに居るので自己紹介なんてしないものと思っていたが、ちゃんとスタッフの1人として台本にも名前が載っていたので「アシスタントのハシモトです」と繰り返し言ってきた。これから一ヶ月以上毎日を共にするのだから当然かぁ..と不安と期待とでもう他人事ではないぞとちょっと心配でも楽しみ。
作った合羽の衣装はこれまたどの方にもお似合いで本当に良いものができたと感じるしスタッフの方々の反応も素晴しく良かったと思う。
こんなに格好良い漁船員たちの映画なんて一体どれだけのものになるのだろう? 
今からわくわくしてください。
映画「蟹工船」の衣装が上がってきた。

この映画は”美術、衣装にもポップにこだわり”と新聞でも取り上げられたように、漁船員たちの着る合羽がとてもハイテクな素材で物凄い黒光りをしている。そして何と言っても格好良い。

漁船員たち以外の衣装を選びに日活撮影所内の東京衣装へ。
「スーツ昭和」だとか「男 ラクダ上下」だとか「セーター昔」
だとか一つずつ明記してある雪崩が起きても暫く気付かれないだろう膨大な量の段ボールの中から数十人分もの身体サイズ表を見ながらメジャー片手に衣装探しということをした。

今では見るのも恥ずかしいような柄のニットや東京無線風スーツや女郎の長襦袢やと、とりわけ見つけるのが早くまゆみちゃんに褒められた貧乏風のボロ服やチンピラ風の服等、皆さん要らない服はここへ提供したら良いんじゃないか?と思います。その時代に合わせて着る人をイメージしてと大変だけど非常に楽しい時間でした。
  




その後出来上がった合羽を見に東宝スタジオへ。
一つずつ漁船員たちの番号を入れ、水しぶきや着古したりの汚しを入れ、明日の衣装合わせが楽しみです。



















ボジョレーヌーボー解禁前夜は毎年恒例の川田家にて樽からワインを飲みまくる会に参加。
川田父のお酒とお料理と音楽と楽器演奏のお話は毎年とても楽しく、今年は私の母肥満注意も加わり飲んだ飲んだ飲んだ。

2008年11月11日



今週より、長板中形の両面染めお仕立浴衣が北海道から始まり鹿児島まで全国のお取り扱いショップを旅します。

直接身体に当て「良いもの」であることを確かめてもらおうと、また貴方のサイズで採寸してもらおうと、新しい試みでありますがこういったお客様とのやりとりも今時あっても良いんじゃないかって思ったのです。

いつ、どの時期に、何処のお店にあるかは直接各ショップにお問い合わせいただくか、SLADKYまでお問い合わせくださいませ。

女性ものも勿論、男性ものもお仕立て致しますので、いつもお問い合わせくださる多くの男性のお客様、この機会に是非!

沢山の方に出会います様に..


2008年11月10日


PRESS:
VOGUE NIPPON 12月号
"Bohemian Luxury"

掲載されております。是非ご覧下さい。

2008年11月8日

先日の撮影のすべての写真チェックを日垣君とした。温度が同じだと言葉の説明も意見の衝突もなく選ぶ写真は満場一致で嬉しい想いだけが次へ次へと募っていくこんなにも快感なことってない。
もの作りに対する想い、個々のやるべきことのプロ意識の高さ、作り上げたい一心のシンプルな想い。上がりを見て、みんなみんな同じくらい気持ちの足並みがぴたりと揃っていたんじゃないかって思った。
そう、しばらくの間気持ち的に開店休業していた自分がいて、それはなにも言葉では表せないけれども行動でももしかしたら上手く隠せていたかもしれないけれど自分なりの隔離をしていたつもり。
そう呼んで良いものならば。
何と?とも誰と?ともでもない自身の孤立というのかな?そのこと自体にも意味を見出せず何だかわからないけどそうしなきゃいけない気がしててひたすら毎日を過ごしたとでも言うのでしょうか。実に地味にでも着実に毎日を確実に生きた。不安の方が大きくて向かっている方向すら見えずのその方角へ真っ直ぐに突き進むしか選択肢が無かったから「嗚呼...良かったぁ........」って結果。
もうすべてが一瞬にして薔薇色に輝いた。そして続いている。まだまだまだまだ発光し続けている。
こんな気持ちはなかなか無い。遠慮もせずに大きな声で「感動!」といえよう。

2008年11月3日

2009年春夏のイメージ写真を撮りました。今回で2度目となる写真家の日垣君とスタイリストのまゆみちゃんは、なんとなく あ、うん の呼吸でやりたいこともなりたくない絵も直ぐに伝わって実現してくれるから前回より今回、今回は前回にも増して良いものが撮れたと思う。
私の少ない語彙から頭の中を読み取り、よくぞこうして新しい世界観に持って行けるなと希望に満ちた青年は頼もしい限り。

「やりたいことはわかるんだけど...っていうものじゃなくって、
ファッションストーリーにはせずに、モード紙に載る訳じゃないんだから、
なんかこうその時代その機材によるその技術しかないからこれしか撮れなかったを再現したい!
そうね..ブティックよ、ブティックひろし(架空)の顧客様に後日見せるショーのっていってもディナーショーみたいなショーね、の写真がイメージよ。メイクはフルベール化粧品!
ニューオータニの床と壁の重厚感でライトがバンって当たって思い切りポーズするの。」

という説明からこんな写真が撮れました。
全写真ロケで公園のど真ん中に大きな黒幕を張って自然光の中で撮りました。柔らかい光と黒いバックが古くさくレトロにも格好良くて本当に素敵なシュートができたと思う。
すべての写真は後日またアップしますのでお楽しみに!!