2008年10月28日


好きなお花は?と聞かれたらまず ”キングプロテア” と答える。それからダリアと唐辛子。
いつも行く大好きな大好きなお花屋さんのよしえちゃんが突然大きなそして見事にハンサムなウンベラ−タと立派な刺々しい特大アガベを持ってやってきた。
「何か良いのがあったら常に」探している観葉植物。今年は月下美人も咲いてくれないしポニーテールが生き返ったから良いかぁなんてたまたま昨日土を足していた。忘れていた頃にサプライズなお届けもので一気に気分が上昇。しかも素晴しいキングプロテアと唐辛子もプレゼントしてくれたからまた写真。
キングプロテアには「王者の風格」という花言葉があります。花の顔が装飾的な襟に覆われたまるで宮廷にある肖像画のように見えてきませんか?気品があって色気があって本当に素敵なお花。可愛らしい唐辛子達は美味しくなります様に、と壁に吊るして早くお料理に使おうと考えている。よしえちゃんありがとう!!








展示会が終わりホッと一息つく間もなくSSのイメージ写真の構想を練ったり、映画「蟹工船」の衣装を作ることになりそのもろもろが沢山あって前向きな力によって楽しくて充実している毎日ですが、人は何かをやり遂げた後、少しの心の休息が必要なのかもしれません。
好きな作家の一人の森瑶子さんはそういう時間を ”贅沢なエアポケット” と表現していました。彼女の意図することはもっともっと知的で都会的に洒落ていて映画的。何かをする前のまたは何かをした後の区切りをつけリラックスをする為、次への期待をかき立てる為に女一人で酒場に入って軽く一杯飲む、束の間の1人で楽しむ美酒の時間を女性の粋さと書いています。そんな格好良いことを人に知られずとも自分一人の秘密のご褒美みたいにできたらなんて素敵なことでしょう!?いつもそういうことが頭のどこかにあるのだけど、結局頭にネクタイ巻いて千鳥足で騒ぐサラリーマンみたいなイメージの方へとどうしても行ってしまう。大人な女性像を夢見て今日は何を飲もうかな...

2008年10月27日


恒例のドタバタと慌ただしく迎えた展示会も終わりもう何回目だろう?

と考えてもパッと数えられないくらいにやってきているのだと思い、

その都度、その場所、そこに居る人、流れる音楽、匂い、空気、会話、そのどれもは断片的に思い出すしちゃんと”シーズン”があってこうして今に至る。
と感慨深い気持ちになりました。

展示会とは半年に一度のお披露目であるし、普段なかなかお会いすることができないけれどここの機会にっていうのもあるし、色々と発見もあり知ることもあり考えたり与えてもらったりで学ぶところ多い。

洋服達を見て試着をして笑顔になる人を見て逆に元気をもらって、難しいことはなくただ感じて笑って帰って行くお客様を見るとそれだけで良かったのだと思う。

また一つ「成長」をした。

 

2008年10月20日



以前インドから石を選んで...という文章を書きましたがカタチになって私のもとにやってきました。見た目の石たちの輝きにも心奪われましたが、何と言ってもそのパワーの強さに鳥肌が立ちました。手に取った瞬間から温かくなり緊張が解れてゆくのが意識よりも先に身体が教えてくれる。試しに一晩身につけて眠ってみたら二週間ご飯抜きましたってくらいに身体も顔も見た目もすっきりして断食の意味の内臓お掃除された感があるし、むくみやくすみがなくなってしまった。チョコレート食べ過ぎによるニキビも数時間で消えた。はしゃぎすぎるこがね丸さんに当てたら静かに気持ち良さそうに眠り始めた。信じられないけれど今も目の前にあるこれが事実。昔から人を魅了する宝石をめぐって盗難や殺人やっていうの凄くわかる気がする。魔除けやお守りは確かに頷ける。婚約結婚指輪って意味もちょっと怖いくらいに意味のある行為。だって、ねぇ...こんなの手にしたらやっぱり世の中動いてしまうかも。

2008年10月15日

展示会のDMが上がってきて第1便を渋谷郵便局から出してきました。いつからかこの24時間受け付ける渋谷郵便局から出すのが常になっていて、ここへ来るとあぁ展示会だなあと感じます。
前回のDMはすべて”手”でつくるというのがコンセプトで情報はすべて手書き、イメージはマグネットにプリントして学校の先生みたいに大きなペーパーカッターで切って一つずつパウチして、一度封をしてペーパーナイフで開けてガムテープで再度封をして、レインボーカラーでアドレスを押してシーリングスタンプを押して...とにかく大変で大変に面白かった。
今回のDMは招待状によくある三角が折り重なった折り紙封筒を特大で作って真っ青に印刷したものにA3のポスターみたいなDMを入れてみた。
かあわいいぃぃ!早く皆様のお手元に届きます様に...

2008年10月14日

布ナプキンをご存知ですか?
女性の方は生活の中で長く付合っていく生理について自分の身体のリズムについて考えて身体の声を聞いて応えてあげて欲しいと思う。
エステや化粧品に頼り高い美容代を払う前に身体の内なる声を聞いてみることがもしかしたら肌荒れやむくみの改善に繋がるかもしれません。子宮系の病気早期発見を助けてくれるかもしれません。
この布ナプキンの存在を知ってこれは凄いと感動を覚えましたが実は赤ちゃんの時に布のおむつをしていたことと同じことなんだと今も昔もないとても自然なことなのかもしれません。

オールインワンや使い捨てが必ずしも便利なものだとは限らない時代です。
エコロジーなんていったらきりがありません。
本当の本当は自分自身でしかないのだから素直に本能に従うことこそが自然と美への近道の様に思います。


一周年ということで iriebaggyさんにてSLADKYの生地を使った布ナプキンを作って頂きました。布ナプキンの特徴や効能の説明が詳しくされていますので是非ご覧になってみてください
服作りにおいて身体に触れる感覚を大事に生地を選んできました。
そういうところでコンセプトに賛同してくださった iriebaggyさんに感謝いたします。


2008年10月13日

2008年10月3日

江戸時代から伝わる日本伝統染織工芸の一つに「長板中形」と呼ばれる染色の技術があります。
昭和30年重要無形文化財、人間国宝に認定された清水幸太郎氏の技と一徹な職人魂を継承して浴衣作りをしていた三勝さんへと行ってきました。
こんなに素晴しい伝統と技術こそ受け継いでもらいたいものですが年々職人が減る一方で現在は生産中止。日本の着物浴衣文化は無くなりはしないが縮小の傾向にあると社長自らが淋しそうにお話しされたのがとても残りました。
近年の工賃重視の大量ミシン縫いによる海外生産が大きな原因の一つにあると思うし、そんなものに初めて袖を通す若い世代がこれが着物と認識してしまったらこういう業界は増々廃れてしまう。
良いものはずっと受け継がれなければならないと思う反面、良いものを知らずに済んでしまう現代の簡潔便利さがもどかしい。手縫いであるが故の動きやすさや着崩れのなさ、自分の身体に御仕立てするが故の粋な仕様、特別だからこその大事にする気持ち、その反物こそ職人が大変な時間をかけて一つ一つ想いを込めて丁寧に作られた生地であること、洋服にだって変わりはないけれどもそういう 想い を少しでも多くの方に感じて欲しい。
長板中形とは所謂両面染めで表と裏の柄が違う藍で染めたものでこれぞ江戸の粋だと私は思う。三勝さんの長板中形は悲しいけれどもう作られていない。だから最後の反物をすべて譲っていただくことにした。これを私は一人一人の身体に合ったお仕立てを勿論手縫い縫製にてお出ししようと思う。とても学ぶことが多い時間でした。
「今の若いもんは...」っていうのに大抵良い意味が込められていることの方が少ない。自分も然りだが言われると腹立つことこの上ないしかしこの三勝さんは熱く語らずともとても理解のある対応をしてくださいました。
若い世代へ文句を言うのではなく若い世代と共存していこうと努力をする姿勢が有り難いものです。

一日中あっちこっちと重いカメラを持って色々収めようと思ったのに何一つと撮ることを忘れてしまった。その後に行ったZEPPでのWEEKEND LOVERSもとても楽しみにしていた久しぶりの日本脳炎から見入ってしまい最後までカメラを出すこともしなかった。。。バンドとバンドの合間にこんなに主張の強い「音」を流すDJを初めてみた。流石流石淳さんでした。

2008年10月2日



10 / 1 より
伊勢丹新宿店 4F タグラインへ売り場移動しました。
10 / 10 より
WEEKDAYが始まります。